販促手段としてのチラシは、店舗が商品やサービスを売るための手段、すなわち、デザインというより、マーケティングなのです。
マーケティングの基本としてあるのが、5W1H、すなわち、だれが、いつ、どこで、何を、なぜ、どのように、売るのか、をきちんと伝えることが、チラシづくりの基本です。
特売します、という基本的な要素をチラシ制作にアウトプットしていきます。
「山の手ホームセンター」の店舗名は、チラシのトップに目立ってもいいのですが、ふつう、右下の企業ロゴにも置きます。
「ゴールデンウィークに」は、チラシのタイトルのすぐ下か、近くに「期間」として関連付けます。
「家族そろって暮らしを楽しむための」が、対象層のニーズを引き出す、セールスポイントです。
「アウトドア祭り」のタイトルを大きく、インパクトを付けて置きます。
チラシのいちばん見やすい場所に、自転車、テント、ウェア、バーベキュー、クーラーなどの目玉商品を置きます。
「全店共通に」は、当店だけでもなく、埼玉だけでもないので、全国規模のスケールをアピールし、「お値打ち価格で」は、通常店頭価格より20%off、とかで示されます。
エンドには商圏内の店名や地図を載せます。サービスなどのアイコンは大体、左右端です。
これらのファクターが理屈っぽく展開されているわけではなく、クリエイティブに調合されているわけですが、お客様のニーズにモチベーションする、メディアとして仕掛けられているわけです。
クリエイターの個性やテクニックでデザイン表現は様々ですが、根幹には、この5W1Hの法則が働いています。
人々は日常生活の中で、読んでいる新聞や、見ているテレビに情報源を依存していますが、どんな情報やニュースやトピックスも、この5W1Hがあるからすんなり受け入れているので、スーと胸に納まっていきますが、「なんで?」とか、「目玉の商品はなに?」とか、途中でひっかかってしまうと、コミュニケーションは、どこかで齟齬をきたすことになり、効率を低下させてしまいます。
チラシづくりのプロの技は、デザインやイメージングから先に考えてはダメで、マーケティングの手段としてのコミュニケーションツールなので、5W 1H、「いつ、だれが、どこで、なにを、なぜ、どのように」しようとしているかのマーケティングの基本を踏まえることで、チラシのイメージも、デザインも見えてくるものです。
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