初めに予算を立て、制作する形を決めます。そのときに、どのようなものがおよそ幾ら位かかるかわからないので、概算見積りを取ることがあります。
見積りは業者の賢い選び方のポイントのひとつです。といっても、この概算見積りの段階では、相見積りを取って、安い方のチラシ印刷会社に決める、ということではありません。
まだ、オブジェクトが企画段階で、原稿も素材も揃っていないというときに、よく用いられるのは、イメージに近い、どこかの会社の適当なサンプルを提示して、概算を業者に求める場合です。
予算の幅を知りたいだけなので、「ザクッとした」概算でいい、とは言いますが、チラシ印刷会社は、サンプルにしたがって、色数、写真点数、イラスト点数、紙質、部数などを細かに計算し、忠実に予算をはじきます。
そうしか積算の方法がないわけですが、プリントするものはそれと同じものではないわけです。
ここで、業者の賢い選び方を決めるポイントのひとつは、営業マンです。
クライアントは、このサンプルを提示しているが、考え方に幅があるはずで、少しここを変えれば安くなるし、この部分がこうなれば高くなる、というチラシ印刷会社の営業マンなりの判断を入れて見積もり料金の高低のレンジを教えてあげればいいと思うのです。
クライアントは50万かかるのか、100万かかるのか、大体を知りたいのです。
ここで、印刷会社の営業マンが、似たようなサンプルを提示してくれて、プリント費が異なる場合の理由を教えてくれたら、なおいいと思うのです。
相手の立場や心理に立った、ちょっとした気遣いですね。
チラシ印刷会社の賢い選び方は、彼があなたを賢くしてくれるかどうかにかかっています。
しかし、私は長い広告代理店の仕事の中で、そのような「あいまい」だけれど、相手が何を求めているか、に対応してくれた印刷会社の営業マンはお目にかかっていません。