ホームセンターは、いまや業態はボーダレス、食品スーパーで扱っている野菜などの生鮮食品や加工食品があり、家電店で扱っているテレビやパソコンがあり、ドラッグストアで扱っている洗剤やティッシュなどの日用品がありますが、レギュラーな目玉商品は、毎日来店していただけるための、生活日用品です。
しかし、ホームセンターの店舗の軸は、やはりDIYとガーデニングです。
そこには、生活者が、不都合や、不便や、改善や、思いつきや、工夫や、アイデアで、自分や家庭の新しい生活づくりを、自分で行っていくことを応援するコンセプトがあります。
したがって、ホームセンターのチラシで提供する情報は、商品という単体のモノではなく、生活者がそれを使用することによって、商品の持つ付加価値が、自分らしい生活づくりのツールになることです。
ガーデニング用品は、暮らしに自然を取り入れ、自然と親しむことでロハスになり、癒され、楽しむためのツールなのです。
DIY用品は、自分で、家屋や部屋や家具を修繕したり、改良したり、作ったりすることで、プロに頼まなくても、ある程度は、生活創造をできる喜びを達成するツールなのです。
ホームセンターのチラシは、お客様には、さまざまなライフスタイルがあるので、若々しいとか、セレブっぽいとか、ゴージャスだとかの、特定のイメージは打ち出さない方がよいのです。
商品は道具、あっけらかんとチラシの上に、倉庫のどこかにあるようにありますが、見る人の脳裡に、生活づくりのモチベーションを刺激すればよいのです。
ライフスタイルのイメージがなくても、すべての人に共通するチラシのインパクトが、センス、クォリティ、多様性としてチラシにデザインされていればいいのです。
すなわち、それ自体が機能性を持つのではなく、使う人によって、どうにでも生活をひろげていく生活の部品であり、道具の付加価値を感じさせる、並べ方、商品の写真、ワンフレーズコピー、商品のバックの色、チラシ全体の清潔感、デザインやレイアウトのセンスの良さ、そうした、ホームセンターのチラシの「プロの技」が、生活者の志向性にマッチしているかどうか、ということです。
特定のライフスタイルのイメージ性を出さないで、すべてに共通するハイセンス志向、ハイライフ志向を、チラシのデザインのセンスとイメージで表現することで、あらゆるライフスタイルの客層を取り込む戦略にする「プロの技」が効果を発揮します。