集客力の高いチラシをつくる

「先着100名様に、金塊1グラムあげます。」と、チラシに載せれば、人は集まります。
そして、そのような方法は、いくらでもあります。
でも、瞬間人が来てくれれば、今後のリピートにつながるか、といえば、そのようなわけにもいきません。もちろん、一度、お店に足を運んでもらって、店の感じや、売り場の商品を見る、という体験が、リピートのきっかけになることはあります。

集客チラシのプロの技に似たことのひとつに、映画の予告編づくりがあります。
予告編を何回見ても、映画を見たことにはなりません。
予告編は、その映画を見に行きたい、という気持ちを起こさせることです。そのためには、技術が要ります。予告編は、本編のいいとこ取りの切り貼りではありません。
予告編は、本編の最もサワリの場面や、ハイライトシーンを見せないのが普通で、見せてしまうと見た気になってしまう、想像力ゆたかなファンもいます。
しかし、映画を見たいという気持ちを起こさせなければなりません。
場面を継ぎはぎするのではなく、その映画が伝えたいコンセプトは何なのかの脈絡をつくっていくことや、この次のシーンを見たいという、イライラ感で余白を残していくといった、技術が必要なのです。その関心や欲求や期待感を醸成することですが、さらなるプロは、本編を見て、予想以上の満足を得させる仕掛けを潜ませておくことができます。これがリピートにつながります。
サワリを見せる、というより、感じさせて、期待感に変える、という技術が、集客力のあるチラシづくりです。すなわち、いいところだけを強調して、一方的に宣伝するのではなく、お客様の意識下に潜在しているモチベーションを掻き立てる手法です。
そのためには、お客様の心理や内面の変化を読み取り、洞察する心理学的な技術も要ります。
ふつうに語りかけても、こころを動かさないが、ちょっと言い回しを変えれば、別の角度でモノが見える、という言葉の力も用いる必要があります。セールストークやコピーワークもそうです。

美しく個性的な色彩や、大胆でセンスのある、クリエイティブも必須です。大きく出せばいいというのではなく、小さくても、おしゃれに強調できるレイアウトや構図もあります。
それらが混然一体となって、店のコンセプトやセールのテーマを訴えます。
生活者の生活や意識も混然一体となっているもの、人間の内面や行動を動かしているインサイトを上手に取り出す営みが、集客力の高いチラシのプロの技です。
もちろん、商品、価格、セールの張り方、集客のためのイベントなどは前提ですが、チラシを作る側に、やはり、人間学と生活学とトレンド力をふだんから練磨している人が、集客力高いチラシをつくるプロといえます。

→不動産チラシは現地に足を運ばせる最初の一歩

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