チラシのタイトル=セールのタイトル

チラシのタイトル=セールのタイトルでもありますが、ひとことでセールの規模や内容や商品や生活のニーズを統合する、チラシにとっても、最も大切なファクターです。
スーパーなどを例にとると、大きく分けて、(1)お店の都合、(2)商品の種類、(3)季節性、(4)ユーザーのライフスタイル、に分けられ、それぞれがより近い位置で、重なり合うエリアに、タイトルが置かれるのが、理想といえます。生活者のモチベーションを動かせる部分が多いと思われるからです。

店の都合は、その店の誕生であり、最大の「グランドオープン」をはじめ、「1周年ありがとうセール」、毎年同じ時期に、「アニバーサリー・お客様感謝セール」などがあります。
売り方や価格の打ち出しも、店の都合です。
「決算大処分市」「在庫一掃セール」「激安売り尽くし大会」「全品2割引セール」「98円均一特売」「おサイフ応援セール」「月曜朝市・タイムサービス」、最近では「ポイント10倍」などがチラシに使われます。
商品や商品ジャンルをテーマにしたセールでは、「ほっかほっか お鍋祭り」「産直生鮮市」「GWアウトドア祭り」、いつも人気の、売り切れ御免の「駅弁大会」などがあります。
季節性やオケージョンは年中のセールに展開されています。百貨店や流通のMDの部屋には、横に月日、縦に大中小のセールタイトルが書かれた横長のスケジュールが貼られているはずです。

特に百貨店での書き入れ時は、お中元、お歳暮、夏冬のボーナスシーズン、年末・クリスマスですが、スーパーや専門店などの流通も同じです。
ゴールデンウィークの「ファミリーセール」「新学期おめでとうセール」「フレッシュマン応援セール」、夏休みの「ビッグ・サマーセール」、「冬支度フェア」「アウトドアライフで健康応援」などの、やや長期的なキャンペーンから、バレンタインデー、春夏の節句、母の日、父の日、敬老の日、ハロウィーンなど、短日に細分化されていきます。
季節性や時期的な演出は、生活者のニーズを引き出したり、新たなライフスタイルの提案をしていくことで、生活者のカテゴリーともマッチングします。
しかし、生活者は、常にモチベーションにつながるニーズを意識しているわけではありません。
チラシタイトルに「プロの技」を活かすときの、これからの時代のキーワードは、「インサイト」です。

お店、または企業と生活者の間に通い合うところに、商品やセールがあるわけですが、まだ、顕在化されていない、まして潜在化もされていない、新しい方向性を探りながら、創造的にプロモーションを編み出していくのが、チラシのプロの技です。
従来の、店の都合、商品、季節、ライフスタイルの統合を深めながら、そのパラダイムの内外にある、ユーザーのインサイトを探していく、チラシづくりには、文化と生活とマーケティングとクリエイティブを動員した、きわめて高度な技が要求される時代になっています。

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